銅ジョッキ

みなさんはビールを飲むとき、「銅ジョッキ」をお試しになったことはありますか。これが意外にすぐれたものなのです。

ビールを飲むとき、まず唇に触れるのがジョッキの縁。銅とガラス、その縁の部分の「温度」に注目してみます。まずテーブルにおかれた二つのジョッキ。最初はどちらも室温と同じくらいの温度です。そこへ摂氏5~6度に冷やされたビールを注ぎます。ここで、銅とガラスで、温度の変化に差が出てきます。熱伝導率でいうと、銅はガラスの約450倍。ビールが注がれたときに、圧倒的に銅のほうが急激に冷えるのです。

ガラスが室温と大差ない温度だったとしても、銅のジョッキはすでに5~6度に近い冷えぐあいになっています。

唇をジョッキにつけたときに感じる冷たさの差が、ビールのおいしさの差。是非一度、銅ジョッキをお試しになってください。

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