「栄養機能食品」成分として銅が認定

 2004年3月、銅は厚生労働省によって「栄養機能食品」(ミネラル5種、ビタミン12種)として成分表示が認められました。栄養機能食品とは、高齢や食生活の乱れなどで、体に必要な栄養分を摂れない場合に、その補給のために利用する食品のことです。銅は、人間の体に欠かせない「栄養素」として不足する場合はサプリメントなどから摂ることができるようになったのです。

 鉄分不足は貧血を招くと言われていますが、実は銅が関係していたのです。血液中のヘモグロビン合成、赤血球の生産において銅が不足していると鉄の働きが妨げられ結果的に貧血になるという仕組みです。

 国が定めている栄養機能食品としての銅は上限が6mg・下限が0.18mgで、栄養機能表示で許可されているものは、「銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です」となっています。

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