抜群の抗菌力をもつ銅管

 銅管は多くの高層ビルやマンション、一般住宅で給水・給湯配管として採用され、私たちのライフラインを支えています。配管材として世界の国々で使われている銅管には耐震性、経済性、リサイクル性などすぐれた特長がたくさんあります。

 さらに銅の抗菌効果で衛生的に使えるということも大きな特長です。

 給配水系の水道管を通る水中には、従来の培養条件では検出されず、低い栄養培地に遅れて発育してくる細菌(従属栄養細菌)があります。

 水道水を長期間貯水しておくと、そのうちいわゆる”日和見感染”を起こす病原菌が増殖することが明らかになっています。入院患者が多い病院では大きな問題となります。

 そこで、給水用銅管の抗菌作用に注目し、水道水中に棲息する従属栄養細菌にも活用できるか、その他の樹脂管と比較しました。この結果、樹脂系配管材では水道水を充填後、従属栄養細菌は経時的に増加したのに対し、銅管では減少しつづけ、7日後には100分の1にまで減少しました。銅管が水道水中の従属栄養細菌の発育を抑制することが立証されたのです。

給水用銅管の従属栄養細菌に対する殺菌性
実験結果

 更に銅管では大腸菌(E coli)への抗菌力も(財)東京顕微鏡院と食品・環境科学センター(厚生大臣指定検査機関)に実証試験を委託し、平成12年7月24日に実験結果が下のグラフのとおりまとまりました。

 実験に使ったのは銅管、塩ビライニング鋼管、ステンレス鋼管、ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、硬質塩ビ管、ポリブテン管の7種類の管材。それぞれの管材に10万~50万cfu/mlの濃度にした大腸菌(E coli)を減菌精製水に加え、これを長さ500mmの管材検体に入れ、接触時間5時間、24時間、48時間ごとに菌液を採取して検査しました。

 菌数は大腸菌用の平板寒天培養を行い、培地でのコロニー形成数(cfu/ml)をカウントして値を決定しています。

 試験の結果、銅管には大腸菌(E coli)の生存数を低下させる働きが認められました。これは試験水に溶出している銅成分の微量金属による作用が考えられます。一方、銅管以外の管材には、このようなはたらきは見られませんでした。この結果から、銅管は他の金属や樹脂系の管材にくらべ、すぐれた抗菌効果をもっていることが実証されました。


各管材の大腸菌に対する抗菌力試験結果(詳しい情報はこちらのパンフレットをご参照下さい

 銅の抗菌パワーは毎日使う水道に生かされ、わたしたちの健康で衛生的な暮らしを支えているのです。

 銅の抗菌力について詳しく知りたい方はこちらをご参照下さい

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